「殻をやぶれ!」という少し奥の深そうな題名をつけました。こんにちは、山下一輝です。
IWTOではテニス以外の「人との関わりやコミュニケーション、出会い」という部分にもミーティングの大きなウェイトを置いています。
なぜかというと、普通の大会と同じにしたくないからです。とにかく、何かIWTO独自の付加価値がないと、選手がこの先、この大会についてきてくれないと考えています。
だからこそ、IWTOメンバーは特に第2回大会から積極的に選手とコンタクトを取ろうとしていました。
私自身、たくさんの高校生の方々とお話ができて、とても新鮮でした。このような組織に属していないと出会えなかった人たちです。このような出会いは大切にしていきたいものですね。
本題に入ります。11月の大会ではたくさんの人と話ができました。だからこそ、気づけたことがありました。
私自身、選手と話す時に、話しやすい雰囲気を作ろう!と決めていました。その甲斐あってか、選手からたくさんの話を聞けたし、なぜか私がとても話しやすかったんです。
高校のときまでは気づけなかったことに、大学生になってはじめて気づきました。大学という場所は、みんなそれぞれが(高校よりも)さまざまなバックグラウンドを持っています。それはそれはとても新鮮です。全く新しい人たちと出会います。仙台にルーツのある私は、大学に入って九州の友達ができると、その人がしゃべる九州の方言に驚きました。
そんなときに気づきます。バックグラウンドが全く違う人と関わりを持つときに「自分が殻をかぶった状態で、本当の自分を見せないで関わるとプラスはない」ということです。むしろ、殻をやぶっていろいろな人とコミュニケーションをとることの方が、圧倒的に自分のためになります。
高校生の皆さんは、小学校からのつながりがある人も近くに住んでいたり、頻繁に会ったりできていることでしょう。
しかし、地元を出て大学という場所に足を運んだ時、世界は全く新しくなります。それは社会に出た場合も例外ではないでしょう。
今までの世界とは規模感が全く違うことに気づきます。
高校生までのうちに、そんな世界を1度くらい経験してみたくないですか?自分の殻を破って新しい人と自分との関わりを持ってみたくないですか?
なかなかに勇気がいることではあります。しかし、その経験は大学に入るときに、社会に出たときに生かされることでしょう。
新型コロナウイルスの影響などもあり、そのような「出会いの場」が少なくなっています。
だから、IWTOをそんな「出会いやコミュニケーションの場」としても活用してもらいたいのです。
IWTOは、新しい企画を常に生み出していきます。テニスに没頭してもいい。新しい仲間と出会いに行ってもいい。運営メンバーの秘密話を聞きに行ってもいい。
選手の皆さんのこの大会の使い方は自由です。
それぞれが、それぞれのモチベーションを持って、ぜひ会場に足を運んでください。