IWTO blog『少子高齢化の現状』
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2023年現在、日本人口と共に少子高齢化しているものがある。

それが

片手バックハンド

である。

片手バックハンドの現状

今ではテニスプレイヤーのほとんどが両手バックハンド使いとなり、片手バックハンド使いはごく少数です。

一般プレイヤーはおろか、プロテニスプレイヤーも片手バックハンドは圧倒的マイノリティとなっています。

その一例として、男子プロテニスプレイヤーにおけるバックハンドの割合は

両手バックハンドが約80%、片手バックハンド約20%

となっています。なんということでしょう…

片手バックハンド衰退の原因

片手バックハンド衰退の原因は、ずばり安定性のなさでしょう。

グランドスラム優勝回数20回、片手バックハンドテニスプレイヤー史上最強と名高い、かのロジャー・フェデラーですら、片手バックハンドを安定させることに長年悩まされていたようです。

片手バックハンドが両手バックに比べ安定感が少ないのは、主に3つの理由があります。(※個人の感想です)

1.高い打点

片手バックハンドはかなり打点がシビアです。片手バックハンドの場合、打点を外すと両手よりもミスに直結しやすい気がします。しかし打点が重要なのは両手バックハンドも同じですよね。ただ、特に高い打点に関しては片手バックハンドは難しいです。両手バックが聞き手と逆の手で上から抑えて叩くことが出来るのに対し、片手は打点を合わせることで返球をするしかありません。フェデラーの試合を見ていても、やはりバックハンドの高い打点を露骨に狙われています。

2.自由度の高さ

片手は腕1本でラケット制御をする上、フォアと違い小手先で調整(?)ができにくいのでかなり暴れやすいです。両手が利き手の逆の手である種の制約により安定感を生んでいるのに対して、片手は制約がないのでかなり制御がしにくいです。

3.リターンのしにくさ

リターンに関しては一口にどちらが優れているとはいえません。リーチという意味では片手のほうが広いかもしれませんが、安定してリターンを返せるのはやはり両手の気がします。やはり打点を合わせるという観点からいえば、両手で合わせるほうが素早くラケットをセットできるでしょう。

まとめ

今回、片手バックハンドの衰退というテーマで記事を書かせていただきました。実際に私は小学生のころから高校生まで両手を経験したのち、大学から片手に転向しましたので、その経験からわかったことを書かせていただきました。が、あくまで同じ練習期間でいえば両手に軍配が上がるかな、という意見であり、どちらも極めれば最強の武器になることでしょう。ワウリンカやフェデラー、ティーム、ガスケ、シャポバロフ、チチパスなど、片手バックハンドをむしろ武器にしている選手はたくさんいます。ぜひ、あなたも片手を試し、その魅力に取り憑かれてみてください。両手とはまた違った感覚があなたを待っていることでしょう!!

それではこのへんで。ありがとうございました。

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