2024年11月3日,4日に泉庭球場にて「IWTO2024 2nd stage」大会が開かれました。
今回で第6回目となる本大会の「実施レポート」を残していこうと思います。

遡ること、6月。
本大会のキックオフミーティングが開催されました。
「第5の柱を作り出す」
「高校生にとってマイルストーンとなる大会にしよう」
こんな言葉が飛び交ったミーティングの結論は、
『普通の大会は作らない。付加価値を生み出す。』
でした。参加した皆さん、普通じゃない大会に参加してみて、いかがでしたでしょうか。
IWTOを運営しているのは大学生であり、日本全国に在籍しているため、ミーティングは全てオンラインで行われています。


決定した柱は以下の5つ。
「エントリー制限を設けた誰でも入賞を目指せる大会」
「コンソレーション方式の導入による圧倒的試合数の確保」
「raqutyによるスマートな大会運営」
「オウンドメディアと試合後mtgによる横・縦のつながりの促進」
「試合の分析を数字で行うIWTOアナリティクスの導入」
いずれも、運営メンバーが高校生だった時にほしかった企画を備えた大会です。
そうして始まった今大会。
まずびっくりしたのは運営が着用している「IWTOパーカー」だったのではないでしょうか。
なんと背中にQRコードが設置されております。
背中にQRコードを置いた意味は、試合進行自動化アプリ「raquty」へのアクセスを容易にするためです。
なかなかインパクトのあるパーカーになりました。笑


QRコードを読み込むと、自身の試合状況が一目で分かる「raquty」へ飛ぶことができます。
詳しい内容は、オンライン開会式をご覧ください。
(IWTOはもはや開会式を行いません。少しでもスマートな大会にすることにこだわっています笑)
選手は、大会本部にわざわざ来る必要がありません。IWTOが追い求めた「付加価値」はこういった部分に宿っています。
もう1つ、IT部分でこだわったのが「IWTOアナリティクス」という新企画です。
試合の振り返りを行う機会って、我々が現役のときはなかなか無かったなっていうところから、試合を数字で振り返れるようにしたのが発端でした。
運営がつきっきりで試合データの収集を行います。

入力画面はこのようになっており「1stサーブの成功確率」や「ブレイクポイントの箇所」「ポイントの流れ」などを数字やグラフにして、表示します。


蓄積された試合データは、試合終了後の選手にフィードバックされます。
その際、試合を俯瞰してみていた運営より、試合のフィードバックを行います。
「数字と言葉を用いたフィードバックは納得感があった」と選手からお褒めの言葉をいただきました。
今後も、継続していきたいと考えております。
IWTOアナリティクスで自分の試合をデータ化してみたい方、ぜひ次回のIWTOにご参加ください。
IWTOアナリティクス以外にも「選手」と「運営」の距離を少しでも近づけようと『試合後mtg』という企画を行いました。
名前の通り試合後に相手の良かった点、改善点を言い合うという時間です。
プレーしていては気付けない、自分のプレーの強みに気づけたのではないでしょうか。
このように選手と運営の3人で行う形式をとっているのも、我々が「選手と運営」の関係でありながら「高校生と大学生」の関係でもあるということです。
コロナ禍でテニスに100%打ち込めなかった我々だからこそ、縦のつながりも大切にしてもらいたい。そう思い、このような形式を取っております。


そしてなんと、今回大会の模様を、河北新報 様に取り上げてもらいました!
また11月4日(月)の朝刊にも掲載されております。
気になる方は、ぜひチェックしてみてください!
「圧倒的試合数の確保」をポリシーに掲げている本大会。
選手は最終的に何試合したのでしょうか。
大会後のアンケート調査より、選手は
2日間で平均13.5試合を戦っていました。
IWTOに参加をしてくれた選手の皆さんは、凄まじい経験値を手にしたことになります。
IWTOは「コンソレーション方式」を導入しており、本戦トーナメントで敗戦しても、次の試合が組まれるように設計されています。しかも、戦う相手は自分と同レベルの人ばかり。
試合で得られる経験値は、他大会にはないほど圧倒的だと考えています。


毎大会後に感じるのは、選手の熱量です。
2日で13試合を戦ったとは思えないほど、2日目の最後の試合まで選手のアツさが伝わってきました。
この熱量を感じるからこそ、我々IWTOもそれに応えられるだけの大会を作りたいという思いになります。
ぜひ、宮城県・東北発で「全く新しい大会の形」を広めていきましょう。
そしてこの大会は、いろんなスキルを持った運営が作り上げる、1年に2回の超大作の作品です。
大会運営自動化アプリraqutyやIWTOアナリティクスも全て、当団体が開発しております。
実は大会期間中も、裏では開発部隊が修正を繰り返していました。
運営が共通で思っていることは、やはり、テニスを通して多くの人を幸せにすること。
IWTO大会運営メンバーで『raquty合同会社』を立ち上げております。
学生ベンチャーですが、こうしてIWTOを運営しながら次なる挑戦の道を進んでおります。


【優勝者インタビュー(1日目)】
盛岡工業高校 伊勢 遥翔
Q:率直に今のお気持ちは?
A:疲れたが、たくさん経験を積むことができた
Q:大会を通じての感想は?
A:普段戦えない他県の選手と打ち合えたのが良かった
Q:今後の目標は?
A:最後の高校総体でベスト8に入れるように練習に励みたい
【優勝者インタビュー(2日目)】
仙台第三高校 鬼柳 洸樹
Q:率直に今のお気持ちは?
A:昨日の試合に負けて悔しかったが、対策を立てて、今日勝てて良かった
Q:大会を通じての感想は?
A:試合数が多いからこそ、試合の勝ち方を学ぶことができた
Q:今後の目標は?
A:ダブルスが得意。だからこそダブルスでインターハイを目指したい


たくさんのご参加、誠にありがとうございました!
試合結果はこちらから
IWTOはこれからも
テニスを頑張る全ての選手へ、試合ができる最高の舞台を提供していきます。
そして次回行われる3月のIWTOにて、
「成長した皆様」とそして「進化したIWTO」がテニスコートで出会えることを楽しみにしております。
IWTO大会運営チーム
