【実施レポート】IWTO2023
【実施レポート】IWTO2023

【実施レポート】IWTO2023

2023年11月4日(土)、5日(日)の2日間、川内庭球場にて【IWTO2023】大会を開催することができました。今回で4回目の開催となる本大会は、総勢60名の方に参加していただき過去最大規模となりました。

4回目の開催にして初めて、他県の選手からもご参加いただきました。IWTOが、テニスを頑張る高校生の方々に1つでも+αの価値を提供しようとした結果です。普段、試合をする相手は県内の高校が多いと思います。「他県の選手と対等に打ち合える大会」。運営メンバーがみなさんと同じ高校生のとき、県外の人と打ってみたい!という気持ちがあり、そのときの夢を、運営という立場になって叶えることができました。

今回は、IWTO始動以降、もっとも多くの選手の方に参加していただいた大会です。IWTOは「圧倒的試合数の確保」と「ランキング制限を設けることによる、参加者全員が上位入賞を狙える大会」という2つを大きな柱にしております。今回大会も1人最大7試合した方もおり、ポリシーが守れているとうれしく感じています。

この2つの柱に比べて、IWTOは選手のみなさんに、いかに「+αの価値」を提供できるかにこだわっています。その一つが「ストレスフリーな大会の実現」です。例えば、オーダーオブプレイをわざわざ確認していく手間は、ITの力を借りれば解消できます。みなさんが持っているスマホに表示されれば、ストレスフリーを実現できます。

選手はもちろん、運営の視点からも「テニス大会をより楽に運営」することにこだわっています。そのようなテニス界のIT化に真正面から向き合い、1つに詰め込んだアプリケーションが、IWTO運営メンバーによって作成された「raquty」です。みなさんも、エントリー時にraqutyを経由されたことと思います。これからも、raqutyはIWTOと共に進化を続けます。

アプリケーションのみがIWTOが提供できる「+α」の価値ではありません。大会中に行われた「試合後アンケート」です。実は、このアンケートはみなさんの試合中のプレーを振り返ってもらい次の試合に生かしてほしいという想いはもちろん、「そこから生まれる対戦相手との関係」というところをテーマにしています。つまり「人とのつながり」をIWTOが最大限後押ししようとしているのです。大会後、インスタを交換して仲良くなれたなどのコメントをいただけると、本当に嬉しい気持ちになれます。選手のみなさんのIWTOの使い方は様々あって良いと考えています。「試合がたくさんできるから試合勘を手に入れる」「普段関わることのできないテニスを通した仲間に出会う」「大学生に質問をしてみる」などなど。コロナ禍では達成できなかった「人とのつながり」をもう一度活性化させたいという思いが、運営メンバー全員の根底に存在しています。

そして今大会から新たに追加された「+α」の価値が「高校インタビュー」です。これは、各学校の練習内容や今後の意気込み、大会裏話などを運営メンバーが選手にインタビューし、それを動画形式にして共有するものです。どこが、+αの価値かというとIWTOが、一種の広報メディアになることで他の学校の状況をより知ることができ、良い点を取り入れることができると考えているからです。もちろん、秘密の練習があれば公開はしませんが、許可が得られた内容については、順次公開することで、今あるテニス界自体のレベルアップにつながると考えています。

IWTOはこれからも、「選手と共に作る大会」を追求していきます。運営と選手との壁をいかに無くすことができるかが、大会永続の鍵だと考えています。もっとこうしたら大会が楽しくなるという意見があったら、なんでも言ってください。必ずや、形にして答えます。

「テニスは青春をアツくする」どのスポーツにも通じますが、スポーツを通して出会える仲間は、かけがえのない財産になること間違いなしです。IWTOは、その「きっかけづくり」に全力を尽くします。

ご参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました。また、テニスコートで会いましょう。